2025. 11. 14 Thu
重症筋無力症の診療・研究に長年携わってこられた国際医療福祉大学 医学部脳神経内科学 教授・村井弘之先生(MD, PhD)より、当プロジェクトに向けた温かい応援メッセージを頂戴しました。
重症筋無力症(Myasthenia Gravis: MG)は、外見からは分かりにくく、誰にも気づかれずに日々を過ごしておられる患者さんが多くいらっしゃいます。私は長年、MGの診療・研究に携わるなかで、「治療を提供する」だけでなく、「その人の人生をともに歩む」という視点が極めて大切であると強く感じています。
このたび、若い世代の皆さんが主体となって、MGへの理解を深め、支え合う活動を進めておられることを大変心強く思います。この活動が、MGと向き合う若手医療従事者の学びの場となると同時に、患者さん・ご家族の希望となりますよう心より応援しています。

村井 弘之 先生
国際医療福祉大学医学部脳神経内科学 教授(代表)、脳神経内科医、医学博士(九州大学)。
重症筋無力症(MG)診療の第一人者として、長年にわたり臨床・研究の両面で国際的に活躍してきた。日本神経学会専門医・指導医をはじめ複数の専門資格を有し、日本神経免疫学会学術集会会長など数々の要職を歴任。日本の重症筋無力症/ランバー・イートン筋無力症候群診療ガイドライン作成委員会委員長を務めるほか、国際的なMG診療ガイドラインの16名の著者の一人としても名を連ね、国内外で広く認められる世界を代表するMG専門医の一人である。さらに、厚生労働省難治性疾患政策研究班に所属し、患者会の顧問も務め、複数の製薬企業からの依頼に応じて解説を行うなど、行政、患者、産業界の各方面から厚い信頼を寄せられている。
村井先生は、国際的なMG診療と研究をリードされてきた第一人者のお一人です。その先生から直接このような力強いお言葉をいただけたことは、私たちの取り組みにとって大きな励みとなり、活動を進めるうえでの大きな支えとなります。
引き続き、「患者の声から始まる医療」を実現するために、皆さまとともに歩んでまいります。
